2023.08.22
コウモリ被害急増中！
「コウモリ」といえば夜中に空を飛び回っているといったイメージでしょうか？
ただ飛び回っているだけで一見、人間の生活とはあまり縁が無いように思われます。しかしコウモリは実は家などに入ってきた場合、様々な害を及ぼすことで知られています。
◇健康被害◇
屋根裏や壁に溜まった糞尿にはカビが発生し、それが乾燥すると崩れて空気中に舞い散ります。それを吸い込んでしまったらアレルギー症状が引き起こされる恐れがあります。
さらに、コウモリの糞による最も危険なものは、病原菌によるウイルスの媒介です。コウモリの糞にはたくさんのバイ菌がついており、以下のような感染症になる危険があります。
〇ハンタウイルス感染症……急な発熱や頭痛、腹痛、嘔吐などを発症し、重症化した場合、死に至る恐れもあります。
〇ヒトプラズマウイルス……発熱や咳が止まらない、胸痛、倦怠感を発症し、稀に呼吸困難に陥ることもあります。
〇アルボウイルス感染症……コウモリに寄生しているダニなどから媒介されます。皮膚のかぶれや関節痛、脳炎や出血熱を発症することもあり、重症化すると死に至る恐れがあります。
◇騒音被害◇
コウモリの鳴き声による騒音も人々の暮らしを脅かす被害の1つです。羽音や「キィキィ」という鳴き声は壁の隙間や屋根裏で聞こえることもあります。
◇悪臭被害◇
日に日に溜まっていく大量の糞や、コウモリの生態自体の獣臭により悪臭が漂います。
天井裏や家の周囲からこのような臭いがした場合、コウモリに棲み着かれている可能性が大です。さらにこの臭いによって、別のコウモリを引き寄せてしまう原因となることもあります。
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